土づくり&メロン栽培に再挑戦!
こんにちは。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回はメロン栽培についてお話します。
土のつくり方や注意点、メロン栽培の方法と昨年栽培してみての改良点をお伝えします。
最後まで読んでいただき参考にしていただけると幸いです。
- 今回はメロン栽培についてお話します。
畑のつくり方
畑の位置を決めて、土をシャベルや鍬などで掘り起こしましょう。
雑草が生えている場所であれば、除草も一緒に行いましょう。
鍬などでさらに耕して、土の粒を細かくしていきましょう。
土が固まっていると根が伸びにくく成長しづらくなってしまいます。
有機石灰や苦土石灰、などを混ぜて土壌の酸度を調整しましょう。
石灰のアルカリ性が酸性に傾いた土を中和します。日本の土は雨などによって酸性によっていきます。
有機石灰は人にも植物にも優しいとされる石灰です。
pH(酸性度)を測れる物をお持ちの方は、測りながら石灰をどれくらい混ぜるか判断しましょう。
腐葉土や牛糞、鶏糞など堆肥、肥料を入れましょう。
有機物や土の中にいる微生物を活性化させて柔らかい、ふかふかした土をつくることができます。
<肥料には化成肥料と有機肥料があります>
化成肥料は丸く整形されているものが多く、窒素・リン酸・カリの成分調整がされています。
有機肥料は油かすや米ぬか、魚粉などを自分で配合して肥料をつくります。
化学肥料の方が手軽で簡単です。デメリットをあげるなら土が固くなっていきます。自然の力を借りて毎年良い土を目指すのであれば、手間と時間がかかっても有機肥料を使用するのも良いと思います。
<窒素・リン酸・カリとは>
窒素・・・「葉」の成長
リン酸・・・「花」の成長
カリ・・・「根」の成長
それぞれの成長に必要なものとなっています。
化成肥料を購入される方で、窒素・リン酸・カリの数値はどれが良いんだろうと迷われる方がいると思います。8:8:8など、数値が統一されたものを選ぶと失敗はないと思います。
畝をつくりましょう。
水はけが良い場所は平畝、水はけが悪い場所では高畝が良いとされています。
葉物を育てる場合は平畝、根菜を育てる場合は高畝にするなど、栽培方法も異なるので育てたい物によって変えていきましょう。
石灰を使用すると植物の根を痛めてしまう可能性があるため、すぐに植えつけをすることができません。植えつけの1~2週間前までに土づくりをするようにしましょう。
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気持ちが入っている時に栽培進めたいですし、雑草を捨てる場所がない人もいると思います。
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栽培を始める前の注意点
これまで家庭菜園をされてきた方は、連作障害が起こらないよう注意が必要です。
連作障害とは
前に作った野菜や使用した肥料により土の状態(成分バランスなど)が乱れてしまい、育てようと思っていた野菜や果物の生育が悪くなったり枯れたりしてしまう現象のことをいいます。
連作障害になる原因
植物はアブラナ科やウリ科、ナス科など分類わけされています。
特定の作物を同じ場所で何度も植える(例:ウリ科のきゅうりを育てた場所でウリ科のメロンを育てる)と連作障害が起こりやすいとされています。
連作障害は気をつけることで、未然に防ぐことができる可能性が高いです。
連作障害対策
輪作を行う
輪作とは同じ場所に植えるのではなく、違う場所に植えるということです。
畑をいくつかの区間に分けて、毎年違う科目の作物を植えることで連作障害を避ける方法です。
様々な植物を植える
同じ場所に複数の野菜や花などの植物を植えることで土のバランスが崩れるのを防ぐ方法です。
例えばトマトとバジルを一緒に植えることは相性が良いとされています。
トマトを植える時の私のオススメは、ネギやニラです。
トマトは「多くの水を好まない植物」です。ネギやニラは「水を好む植物」です。
トマトは水を与えすぎることで実が割れてしまったり、水っぽい味になってしまったりすることがあります。ネギやニラを一緒に植えることで土の水分調整をしてくれる効果があります。
接ぎ木苗をつかう
接ぎ木苗とは苗の一部を切り、そこに別の苗を繋ぎ合わせた苗のことです。
接ぎ木苗をつかうことで、輪作や土壌の消毒をすることなく同じ場所に連作をすることができます。また病害虫に強い苗があることもあるので、農薬を使うことを減らすことができます。
接ぎ木苗は、普通の苗と比べると苗の値段が高いです。
何に重点を置くかで、苗の購入を検討してください。
土づくり
苗植えをする前に土の状態を良くしておく方法です。
土の栄養や微生物のバランスを整えていくことで連作障害が起きにくい畑にすることができます。
土づくりについては、上記の畑のつくり方の石灰や堆肥・肥料の部分を参考にしてください。
メロンに栽培のあれこれ
メロンとは
メロンは、きゅうりやかぼちゃ、すいかといったウリ科の植物です。
これらの植物はどれも蔓が伸びて実をつけるという点が共通点としてあげられます。
メロンの実の生り方
メロンは蔓の伸びた先に実をつけるのですが、孫づると呼ばれる蔓に実をつけます。
メロン苗を購入した際に成長する蔓(ここでは親づると言います)から、いくつかに蔓が分かれてた蔓(ここでは子づると言います)から、さらに分かれた蔓(ここでは孫づると言います)に実をつけます。
孫づるまでに花をいくつもつけると思いますが、それらの花は全て雄花です。
実をつける雌花は孫づるにできます。
これだけ読むとメロンって難しい性質を持った植物なんだな・・・と思いますよね。
メロンの栽培方法
メロン栽培をするにあたり、実際に行っていった方法を紹介します。
1.親づるの成長を止める
メロン栽培を始めると、どんどん成長し葉っぱが何枚も出てきます。
そのまま成長させ続けたいところですが、上記でも伝えたように、メロンの実ができるのは孫づるです。
親づるが成長しているということは根の定着が無事にできたと考えられます。
次は子づるを成長させたいので親づるの成長を止め、子づるに栄養が届くようにしましょう。
親づるの成長を止める時期については、親づるから出た葉っぱ4枚か5枚あたりで親づるの成長している先端を摘み取るか切り取ることで成長を止めることができます。
親づるの摘心方法については、わかりやすい動画がありました。丁寧に説明してくださっているので、こちらを参考にしてみるのも良いと思います。
2.元気な子づるを2.3本残す
親づるの成長を止めたことで、親づるから出ている葉っぱ近くから、ニョキニョキと子づるが伸び成長してきます。何本も出てくると思いますが、その子づるの中で元気に成長しているものを2.3本選びましょう。
他の子づるは摘み取るか切り取ってください。
2.3本しか残さない理由としては、子づるの成長を止めることで、孫づるに栄養を届けることが目的です。
3.子づるから出た葉っぱ10枚くらいまでに出てきた孫づるは摘み取る・切り取る
子づるが成長してくると、待ちに待った孫づるが姿を見せてくれます!
・・・ですが、子づる成長し出てくる葉っぱの数が10枚になるまでに出てきた孫づるは成長させないでください。
なぜ葉っぱが10枚出るまでに成長してきた孫づるは摘み取る・切り取る必要があるのか。
子づるの葉っぱ10枚出るまでに成長してきた孫づるから実ったメロンは、大きさが小さかったり、形がいびつなものができたりします。
また、子づるの葉っぱが16枚から22枚あたりから出てきた孫づるも摘み取った方がよいです。
こちらの理由としては、形が大きくなるものの、味も大味(薄めの味)になります。
なので、子づるの葉っぱ11枚から15枚あたりから伸びてくる孫づるに着果させるのが1番美味しいメロンを収穫できるポイントのです。
昨年1番美味しいと思われる場所でできたメロンと大味になると思われる場所でできたメロンを食べ比べてみました。
実の大きさはほぼ一緒だったのですが、味の濃さが全然違いました!
収穫する喜びだけでなく、より美味しい物がつくりたい方は収穫する場所も気をつけて栽培していきましょう。
メロン栽培は手間がかかる・・・と思ったら
今年は違う品種に挑戦しようと思っていたのですが、買いに行った時に元気そうな苗がなかったので、今年もこの品種でメロン栽培をすることにしました。
『サンライズ』という品種です。
小玉メロンで親づるの摘心などは不要!
放っておくだけで実をつけてくれるという初心者には、すごく嬉しい品種です。
[rakuten:naeya:10000145:detail]
↓種から栽培したい人はこちら
サンライズと同じで放っておいてもできる品種として『ムーンライト』もあります。
今年は昨年の栽培方法に少し改善を加えて再挑戦しようと思います!
接ぎ木苗を使用しています。
地面の水分をとりすぎないため、つる枯れ病に効果あり?と思い、今年もネギを一緒に植えています。
マルチを敷くのも何だかな~と思ったので今年も黒いビニール袋で代用しました。
(黒マルチを敷くことで地熱が高くなり成長を促進する効果があるようです。)
昨年は畝の高さを低めにしたことが影響してか長雨に耐えきれず実が割れてしまったので、今回は高畝にしてみました。
ウリハムシ対策として、100円均一で購入した防虫ネットを使用しています。
昨年と比べてどうなっていくのか、これからどうなっていくのか楽しみです。
うどんこ病対策として、「やさお酢」を今回も使用します。下にリンク先貼っておきます。野菜栽培をしていて、うどんこ病に悩まれている方がいましたら、1度試してみてください。
おわりに
今回は畑の土づくりとメロン栽培についてお話しました。
栽培をするための土台となる土づくりを考えることで苦労も増しますが、家庭菜園が今以上に楽しくなると思います。
自然とうまく共存して楽しいグリーンライフにしたいですね。
このブログでは、投資や園芸に関して、たくさんの方と交流したいと考えています。
「もっとこうしたらいいよ」「このことについて、もっと教えて」など、皆さんのコメントが学び・励みになります。お気軽にコメント書いていただけたらと思います。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。